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WORKSIGHTは年4回プリント版を発行しています。最新刊、バックナンバーは全国書店・各ECサイトにてお求めください。

『WORKSIGHT[ワークサイト]27号 消費者とは Are We Consumers?』

photograph by Hironori Kim


消費者という存在は、歴史のなかでいかに形づくられ、現代においてどのような意味合いを帯びているのか。今号では、マーケティングリサーチ分野においてアジア全域で確固たる実績をもつ老舗企業・インテージを共同編集として迎え、消費の現在地を見つめ直す。『消費者と日本経済の歴史』著者・満薗勇による「消費者・生活者・お客様」ということばの変遷をたどる考察をはじめ、20世紀前半のアメリカの社会学者・ラザースフェルドを起点にした社会調査の歴史の再考、エンタメ社会学者・中山淳雄によるクリエイターエコノミーとファンダムの分析、パルコと山口はるみの広告から見る消費文化の移ろい、「町の診断師」として京都の商店街を記録した北沢恒彦の実践など、多彩な読みものを収録。消費者とクリエイターの境界が揺らぎ、〈買う人〉から〈参加する人〉へと消費者の姿が変わりはじめたいま、時代とともに移ろう「消費」のあり方と向き合う。

書名:『WORKSIGHT[ワークサイト]27号 消費者とは Are We Consumers?』
編集:WORKSIGHT編集部(ヨコク研究所+黒鳥社)
ISBN:978-4-7615-0934-7
アートディレクション:藤田裕美(FUJITA LLC)
発行日:2025年5月14日(水)
発行:コクヨ株式会社
発売:株式会社学芸出版社
判型:A5変型/128頁
定価:1800円+税

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『WORKSIGHT[ワークサイト]26号 こどもたち Close Encounters with Kids』

photograph by Hironori Kim


不思議なことで笑い、めちゃくちゃに泣き、気分次第で自由に動き回る……。こどもとは、実はわたしたちの最も身近にいる「他者」なのかもしれない。今号では、他者としてのこどもに対して、さまざまな学問や芸術、エンターテインメントがどのように向き合ってきたのかをテーマに取材を実施。江戸末期の異邦人は、なぜ日本を「子供の楽園」と呼んだのか? 民俗学が記録した、日本のこどもの言葉をつくる力とは? こどもを魅了し続ける「怖い話」の変遷から、永井玲衣、なむ(ゲームさんぽ)、海猫沢めろんによるこどもへの「聞き書き」、日本写真史における「こども写真」の系譜、さらにはドイツにあるこどもが絵本を作って売る出版社「本のこども」の秘密、アメリカ出版界で急拡大を続けるビジュアルノベルの世界から『育児の百科』と保育運動の思想まで。こどもを取り巻く社会を見つめる。

【書籍情報】
書名:『WORKSIGHT[ワークサイト]26号 こどもたち Close Encounters with Kids』
編集:WORKSIGHT編集部(ヨコク研究所+黒鳥社)
ISBN:978-4-7615-0933-0
アートディレクション:藤田裕美(FUJITA LLC)
発行日:2025年2月14日(金)
発行:コクヨ株式会社
発売:株式会社学芸出版社
判型:A5変型/128頁
定価:1800円+税

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『会社と社会の読書会』

畑中章宏、若林恵、山下正太郎、工藤沙希(著)/コクヨ野外学習センター、WORKSIGHT(編)
photograph by Hironori Kim


わたしたちはいつから「社会に出る」ことを「会社に入る」ことだと思うようになったのか。現代日本人の生活にあまりにも行き渡り、出世や勤勉さ、はたまた欲望まで日々の考え方にも大きな影響を与えている「会社」とはいったい何なのか──。『学問のすゝめ』から『ブルシット・ジョブ』、自己啓発から不倫まで、合計246冊の本を読み解きながらその答えを探る。

【書籍情報】
書名:『会社と社会の読書会』
著者:畑中章宏、若林恵、山下正太郎、工藤沙希
編集:コクヨ野外学習センター、WORKSIGHT
ISBN:978-4-910801-01-8
造本・デザイン:藤田裕美(FUJITA LLC)
発行日:2025年1月18日(土)
発行:黒鳥社
判型:A5判/224頁
定価:1800円+税

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『WORKSIGHT[ワークサイト]25号 アジアのほう Towards Asia』

photograph by Leo Arimoto


わたしたちはずっと西に憧れ、西を目指してきた。しかし時代は変わり、カルチャーの新しい潮流はアジアから生まれつつある──。今号のゲストエディターであり、音楽レーベル「Guruguru Brain」を運営するGo Kurosawa(幾何学模様)とTaiTan(Dos Monos)による対話をはじめ、Eastern Margins、Yellow Fangらアジア・カルチャーを牽引する5組へのインタビュー、さらには中国の若者の間で広がる寺山修司・横尾忠則・YMOブーム、阿佐ヶ谷を拠点に生まれたインディ音楽コミュニティ、そしてアジアン・サイケデリック・アート、フットボールカルチャー、インディパブリッシャーまで。〈アジアがアジアを見る〉新たな時代の手がかりを探る。

【書籍情報】
書名:『WORKSIGHT[ワークサイト]25号 アジアのほう Towards Asia』
編集:WORKSIGHT編集部(ヨコク研究所+黒鳥社)
ISBN:978-4-7615-0932-3
アートディレクション:藤田裕美(FUJITA LLC)
発行日:2024年11月13日(水)
発行:コクヨ株式会社
発売:株式会社学芸出版社
判型:A5変型/128頁
定価:1800円+税

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『WORKSIGHT[ワークサイト]24号 鳥類学 Ornithology』

photograph by Hironori Kim


古来より神話、芸術、科学など多くのシーンで重要視され、学者や芸術家のみならず、市井の人びとにも愛されてきた鳥。長い歴史のなかで鳥は何を象徴し、現代を生きるわたしたちがその学問に触れることは何を意味するのか。民俗学、美術史、環境史などのアカデミックな視点や、音楽家、獣医、登山家、調香師、ゲームクリエイターなどの多種多様な立場から、自然との共生や、鳥を通じて再発見される人間社会の姿をとらえる。

【書籍情報】
書名:『WORKSIGHT[ワークサイト]24号 鳥類学 Ornithology』
編集:WORKSIGHT編集部(ヨコク研究所+黒鳥社)
ISBN:978-4-7615-0931-6
アートディレクション:藤田裕美(FUJITA LLC)
発行日:2024年8月9日(金)
発行:コクヨ株式会社
発売:株式会社学芸出版社
判型:A5変型/128頁
定価:1800円+税

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『WORKSIGHT[ワークサイト]23号 料理と場所 Plates & Places』

photograph by Hironori Kim


どんなに世界が情報化されようと、どんなにグローバリゼーションが進もうと、その時、その場所でしか味わうことのできない"料理"。ラジカルなまでにローカルで、フィジカルで、多元的な食の世界は、自律分散社会の最もダイナミックな実践の場と見なすことができるだろう。世界14カ国から届いた〈料理×場所〉を切り口とする23のエッセイと、国や時代を超えて食の世界を旅する33冊のブックガイドから、日々更新されていく人びとの営みとしての料理に迫る。WORKSIGHT史上、最も"お腹がすく"特集だ。

【書籍情報】
書名:『WORKSIGHT[ワークサイト]23号 料理と場所 Plates & Places』
編集:WORKSIGHT編集部(ヨコク研究所+黒鳥社)
ISBN:978-4-7615-0930-9
アートディレクション:藤田裕美
発行日:2024年5月15日(水)
発行:コクヨ株式会社
発売:株式会社学芸出版社
判型:A5変型/128頁
定価:1800円+税

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『WORKSIGHT[ワークサイト]22号 ゲームは世界 A–Z World is a Game』

photograph by Hironori Kim


「21世紀はゲームの時代だ」──。世界に名だたるアートキュレーター、ハンス・ウルリッヒ・オブリストが語ったことばはいま、現実のものとなりつつある。ゲームは、かつての小説や映画がそうであったように、社会を規定する経済的、政治的、心理的、そして技術的なシステムが象徴的に統合されたシステムとなりつつあるのだ。それはつまり「ゲームを通して見れば、世界がわかる」ということでもある。その仮説をもとに今号では、ゲームに関連するキーワードをAからZに当てはめ、計26本の企画を展開。ビジネスから文化、国際政治にいたるまで、あらゆる領域にリーチするゲームのいまに迫り、同時に、現代におけるゲームを多面的に浮かび上がらせている。多様に拡張しつつ進化/深化するゲームから現代社会を見つめる1冊。

【書籍情報】
書名:『WORKSIGHT[ワークサイト]22号 ゲームは世界 A–Z World is a Game』
編集:WORKSIGHT編集部(ヨコク研究所+黒鳥社)
ISBN:978-4-7615-0929-3
アートディレクション:藤田裕美
発行日:2024年1月31日(水)
発行:コクヨ
発売:学芸出版社
判型:A5変型/128頁
定価:1800円+税

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『WORKSIGHT[ワークサイト]21号 詩のことば Words of Poetry』

photograph by Hiroyuki Takenouchi


言葉という情報伝達手段でありながら、普段わたしたちが使うそれとは異なるかたちで世界の様相を立ち上げる「詩のことば」。情報過多社会において文化さえも消費の対象とされるいま、詩を読むこと、詩を書くこと、そして詩の言葉にこそ宿るものとはいったい何なのか。韓国現代詩シーンの第一人者であり、セウォル号事件の被害者に寄り添ってきたチン・ウニョンへのインタビュー、映画監督・佐々木美佳による詩聖・タゴールが愛したベンガルでの滞在記、詩人・大崎清夏によるハンセン病療養所の詩人たちをめぐる随筆と新作詩、そして哲学者・古田徹也が語るウィトゲンシュタインの言語論と言葉の理解など、わたしたちの世界を一変させる可能性を秘めた「詩のことば」について、詩人、哲学者、民俗学者、建築家などのさまざまな視点から解き明かす。

【書籍情報】
書名:『WORKSIGHT[ワークサイト]21号 詩のことば Words of Poetry』
編集:WORKSIGHT編集部(ヨコク研究所+黒鳥社)
ISBN:978-4-7615-0928-6
アートディレクション:藤田裕美
発行日:2023年10月20日(金)
発行:コクヨ
発売:学芸出版社
判型:A5変型/128頁
定価:1800円+税

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『WORKSIGHT[ワークサイト]20号 記憶と認知症 Memory/Dementia』

photograph by Hiroyuki Takenouchi


個人としての一貫性を担保し、他者とのつながりや秩序ある社会を維持するために欠かせない「記憶」。認知症をもつ人を抱えた高齢化社会、国家や地域社会の衰退による集合的記憶の喪失など、記憶をめぐる社会問題が浮上しつつあるいま、オランダとフランスでオルタナティブな社会実践を試みる、認知症や精神疾患のケアの現場等を本誌編集長が取材。約90頁にわたる取材旅行の省察と見聞録のほか、ルネサンス期の情報爆発と記憶術を研究する桑木野幸司氏、レバノン内戦の都市の記憶とその傷跡をテーマに音楽作品を制作したベイルートの音楽家・建築史家メイサ・ジャラッド氏へのインタビュー、記憶をめぐるブックガイドを収録。記憶と認知症を手がかりに、来るべき社会のための態度や今日的な問いについて思索する。

【書籍情報】
書名:『WORKSIGHT[ワークサイト]20号 記憶と認知症 Memory/Dementia』
編集:WORKSIGHT編集部(ヨコク研究所+黒鳥社)
ISBN:978-4-7615-0926-2
アートディレクション:藤田裕美
発行日:2023年8月25日(金)
発行:コクヨ
発売:学芸出版社
判型:A5変型/128頁
定価:1800円+税

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『WORKSIGHT[ワークサイト]19号 フィールドノート 声をきく・書きとめる Field Note』

photograph by Kaori Nishida


発せられているのにきこえていない「声」をきき、記録し、伝えていくことは、存外に難しい。世界が複雑化するなか、わたしたちはどのような態度で、人と、そして人以外の存在たちと向き合えばいいのだろうか。どうすれば、行為の一方的な「対象」としてではなく、相互的な「関係」を相手と築くことができるのか。そのヒントを探るべく、スケーターを撮影し続けるプロジェクト「川」や、野外録音の達士デイヴィッド・トゥープ、スケートボードから都市論を導くイアン・ボーデンへインタビュー。さらには文化人類学者たちのフィールドノート、「津軽あかつきの会」がつなぐレシピ、ChatGPTの動向まで参照しながら、「声」をきくこと・書きとめることの困難と可能性を探る。

【書籍情報】
書名:『WORKSIGHT[ワークサイト]19号 フィールドノート 声をきく・書きとめる Field Note』
編集:WORKSIGHT編集部(ヨコク研究所+黒鳥社)
発行日:2023年4月27日(木)
発行:コクヨ
発売:学芸出版社
ISBN:978-4-7615-0925-5
定価:1800円+税

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『WORKSIGHT [ワークサイト] 18号 われらゾンビ We Zombies』

photograph by Hironori Kim


ゾンビは、その発祥から資本主義と深く関わってきた。カリブ海のプランテーションから、消費資本主義、グローバル資本主義、金融資本主義と、資本主義が進化するに連れてゾンビも進化する。そのとき、ゾンビは、単なる比喩を超えて、わたしたちそのものの姿となる。ゾンビ映画の巨匠ジョージ・A・ロメロから、『新感染 ファイナル・エクスプレス』『今、私たちの学校は...』など、世界を席巻する「韓国ゾンビ」まで。ゾンビを知ることは、わたしたち自身を知ることなのだ。

【書籍情報】
書名:『WORKSIGHT[ワークサイト]18号 われらゾンビ We Zombies』
編集:WORKSIGHT編集部(ヨコク研究所+黒鳥社)
発売日:2023年1月31日(火)
発行:コクヨ
発売:学芸出版社
ISBN:978-4-7615-0923-1
定価:1800円+税

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『WORKSIGHT [ワークサイト] 17号 植物倫理 Plants/Ethics』

photograph by Ichisei Hiramatsu


動きもしない。語りもしない。感情ももたない。そんな「生き物=植物」と、人間はいかにして向き合うことが可能なのか。最も身近でありながら、最も遠い生き物との関係を考えるために、わたしたちにはこれまでとは異なる人間観や倫理が必要なのかもしれない。植物・庭と人間との関係を手がかりに「ベジタル(植物的)な未来」を考察する、「WORKSIGHT」リニューアル第1弾。

【書籍情報】
書名:『WORKSIGHT[ワークサイト]17号 植物倫理 Plants/Ethics』
編集:WORKSIGHT編集部(ヨコク研究所+黒鳥社)
発売日:2022年10月14日(金)
発行:コクヨ
発売:学芸出版社
ISBN:978-4-7615-0922-4
定価:1,800円+税

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プリント版のバックナンバー(Vol.1-Vol.16)、10周年記念号『WORKSIGHT 2011-2021 Way of Work, Spaces for Work』についての情報は下記ボタンよりご覧いただけます。

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