「あの日以後」の詩:韓国詩壇の第一人者、チン・ウニョンは語る【2024年1月18日トークイベント開催】
"詩のことば"を特集したプリント版『WORKSIGHT』最新号。巻頭インタビューを飾った韓国現代詩シーンの第一人者、チン・ウニョン氏のトークイベントがついに決定。セウォル号事件の犠牲者の声を表象した「あの日以後」を収めた詩集が韓国でベストセラーとなり、いまも詩と社会の関係性をめぐって終わりなき思索と実践を重ねるチン・ウニョン氏。その貴重なインタビューを本誌より転載してお届けする。
Photo by Hiroyuki Takenouchi
昨年、セウォル号事件の犠牲者の声を表象した詩「あの日以後」を収めた詩集『私は古い街のようにあなたを愛し』が韓国でベストセラーとなったチン・ウニョン氏。2000年に『文学と社会』でデビューして以来、単なる社会批判にとどまらず、型にはまらない比喩表現を用いて現実社会の問題を解き明かす詩作に取り組み、韓国文学界に一石を投じる存在として知られている。
10月に刊行したプリント版『WORKSIGHT[ワークサイト]21号 詩のことば Words of Poetry』では、巻頭にチン・ウニョン氏のインタビューを掲載。遺族に寄り添い詩作した「あの日以後」や、韓国相談大学院大学にて実践している〈文学カウンセリング〉から考える詩の力、そして詩と社会の関係性について語ってもらった。
WORKSIGHTでは2024年1月18日、プリント版最新号の関連イベントとしてチン・ウニョン氏のトークイベントを開催する。開催決定を記念し、同氏のインタビューを特別公開する。
text by Nagi Yoshikawa
チン・ウニョン(陳恩英)|Jin Eun-Young 1970年、韓国・大田市に生まれる。梨花女子大学で西洋哲学を専攻し博士号を取得した。韓国相談大学院大学教授。2000年に季刊誌『文学と社会』に作品を発表して詩人としての活動を始め、これまでに大山文学賞、現代文学賞など多数の文学賞を受賞している。詩集として『七つの単語でできた辞書』『私たちは毎日毎日』『盗んでいく歌』『私は古い街のようにあなたを愛し』があり、海外ではフランス語に翻訳された詩選集『Des flocons de neige rouge(赤い雪片)』が2016年にフランスで、『We, Day by Day(私たちは毎日毎日)』が英語に翻訳されて2018年にアメリカで出版されている。
花も星も、沈みゆく船も、人ひとりの苦痛も
韓国詩壇の第一人者、チン・ウニョンが語る「詩の力」
昨年刊行した私の詩集『私は古い街のようにあなたを愛し』は大きな反響を呼んだ。これは十年間書き溜めた作品を集めたもので、2014年のセウォル号事件で犠牲になった遺族を慰めるために書いた詩「あの日以後」も収められている。
セウォル号事件では、規定どおりに運航していれば起こらなかったはずの船舶事故が起こり、定められた手順で救助すれば助かったはずの命が多数失われた。犠牲者の中には修学旅行中の高校生250人も含まれていた。彼らの恐怖と絶望はスマホで家族に逐一送信され、連日マスコミで報道されて韓国の人々に大きなトラウマを残した。
事件後、韓国の多くの作家や詩人は、こんな国で文学などやっていていいものかという無力感に苛まれて一様に創作意欲を喪失した。私もその一人だ。『私は古い街のようにあなたを愛し』は、タイトルはロマンチックに見えるものの、不幸に見舞われて寂しさを感じている人たちの気持ちが詰まった詩集だから、多くの読者に受け入れられたのは少し意外でもあり、うれしくもあった。みんなセウォル号事件を忘れていないのだなという、悲しい感動があった。
チン・ウニョン10年ぶり4作目の詩集『私は古い街のようにあなたを愛し』(2022年、文学と知性社)。共同体であまり表に出てこない声と様々な人生の問題に耳を傾け、彼らの生活を文学的に可視化するという困難な仕事を美しくこなす42編の強烈で感覚的な詩が収められている
詩人を夢見る、詩人になる
高校三年生のある日、担任の先生に将来の志望を書けと言われて、私は「詩人」と書いた。その先生は生徒の一人一人に目を向けてくれる、とてもいい教師だったのだが、後に自分の生活記録簿を見たら、志望する職業の欄に「国語教師」と記されていた。詩人になるという夢を持つことは、自分を気遣ってくれる大人たちに心配をかけることになるのだと私はその時気づいた。
大学で哲学を専攻したのは、ある先輩から、いい詩を書くには哲学を知らなければならないと言われたからだ。いざ入学してみると哲学の研究は自分の適性に合っていたようで、結果として大学院に進学し、「ニーチェ、永劫回帰と差異の哲学」という論文を提出して博士の学位を取得するまでになった。
哲学博士の詩人はちょっと珍しいかもしれないが、実のところ哲学と詩は互いによい友人だ。哲学的思考を詩で表現するとか、哲学が至らない境地に詩が到達できるとかいうことではない。詩で哲学的思考をする人や、哲学で詩的境地に達する人もいるけれど、私の場合、詩は人をもう少し愛せるようにしてくれるし、哲学は人に対する憎しみを減らしてくれる気がする。世の中にはひどい人間があまりに多く、おぞましい事件もたくさんある。哲学は、彼らがどうしてそんなことをするのか理解するのに役立った。人間はこんな時、こんなふうに邪悪になることがあり、こんなふうな態度を見せることもあるのだと。詩は、人間の愛すべき面に気づかせてくれる。文学と哲学の両方をやれば、人生が二倍豊かになる気がする。
大学に入ってすぐ、私は文学サークルに参加した。1989年のことだ。当時、学生の間ではキ・ヒョンド(奇亨度)、チェ・スンジャ(崔勝子)、イ・ソンボク(李晟馥)、パク・ノヘ(朴労解)といった詩人が人気を博していて、私も熱心に読み、彼らの作品を真似て詩の習作を試みた。学科の先輩が大学構内の書店でパク・ノヘの『労働の夜明け』という詩集を買って新入生の私にプレゼントしてくれたことがある。書店が本にかけてくれた黄色いカバーにはシン・ギョンニム(申庚林)の「貧しい愛の唄」という詩がプリントされていた。私はその詩にとても感動して、よく口ずさんだものだ。自分もあんな美しい詩人の心を持って生きなければいけないと思った記憶がある。
大学四年生の時に書いた「家族」という詩は、私にとって重要な作品だ。わが家には祖母が同居していて母との関係が円滑ではなかったので、私は子供の頃から悩んでいた。その気持ちを表現した「家族」は何の技巧も凝らされていない、単純でごく短い詩なのに、ある評論家が高く評価してくれて、それが詩人として認められる契機になった。自分の悲しみが他の人の心を動かしたことがうれしく、胸のつかえが下りた気がした。
外では
あれほど輝いて美しかったのに
家に持ち込むと
花が
植木鉢の植物が
すべて枯れた(「家族」全文)
断絶した個人の生を連結する
詩を雑誌などに発表し始めた2000年頃、私に貼られたレッテルは、〈未来派詩人〉というものだ。当時、ある評論家が、アバンギャルドな傾向の詩を書く若い詩人たちをひとくくりにして未来派と命名したのだ。実際はそれぞれ作品の傾向も考えも違っていたので当人たちは戸惑っていた。しかしキャッチーなネーミングにつられたのか、いろいろな雑誌が〈未来派特集〉を組んでくれた。私が未来派であったかどうかはともかくとして、そのおかげで作品を発表する機会が増えたのだから、ありがたいことに違いなかった。
白いシャツの胸ポケットに
サクランボをいっぱい詰め込んで
私たちは毎日毎日倒れた高く放り上げた青いトマト
午後五時の空中で赤く熟して
流れ落ちる私たちはあまりにも長い間考えていた
間違ったことを語るために
鍵が失われた黒檀の箱の中の闇を揺らす私たちは四季を通して
すっぱく切られた四切れのオレンジ破裂する香気のパイプ ゆっくり吸いながら私たちは毎日毎日
(「私たちは毎日毎日」全文)
詩を書くかたわら、私は現代社会の現実にも積極的に関わろうと努めてきた。だが、外国人労働者や非正規労働者たちの闘争を支持したり、政治的なテーマで論文を書いたりすることはできても、不思議なことに、それを詩で表現することは容易ではない。そうした自分自身の葛藤を基に詩と政治の関係を考察した論文(「感覚的なものの分配─2000年代の詩について」、『創作と批評』2008年冬号)は文学者や評論家の間で少なからぬ反響を呼び、詩と政治の関係についての議論が活性化する一つの要因をつくった。
詩人は自分を刺激するすべてのものについて詩を書くことができる。花、星、枯れ葉、失恋について書くのと同じように、社会的な惨事についても書くことができる。それは詩人の権利だ。詩は小説や論文に比べ五感を活用する傾向が強い。ある感情や事件に、観念や抽象ではなく私たちが持つ肉体の感覚に訴えて、断絶された個人の生を連結するのだ。
そして芸術家は新しい言語を発明する義務を負っている。それは前衛的な実験だけで成し得るものではなく、社会のさまざまな問題を扱い、それに対する対案を言葉で形象化しようとする努力がなければならない。もちろん芸術家たちはその作業において失敗と挫折を繰り返すに違いないのだが。
詩と社会の関係について私にインスピレーションを与えてくれたのは、キム・スヨン(金洙暎)、パク・ノヘ、パブロ・ネルーダ、アリエル・ドーフマンといった詩人たちの作品だ。古典の中の歴史的な人物や事件によって現実を批判し省察したポーランドの詩人ズビグニエフ・ヘルベルトの作品は、政治的・社会的な詩も、美しく書くことが可能であることを証明していると思う。
「いかにしてその絶望に至ったのかを知れば
人は絶望の中でも生きてゆける」 (*注1)と
私に好感を持っていたある文芸評論家が言ったというが、さて……
彼は国境近くで変死体として発見された私は解剖学とプッサン、ミレー、ダヴィッドについて勉強し
理性と狂気のポリフォニーを聞き分けられる両耳に
光学を教え 肺病と心臓病の合併症にも精通したけれど
哀しみが滲んだ自分の顔との競争にはいつも敗北した (*注2)(「パウル・クレーの観察日記」部分)
*注1、2はそれぞれヴァルター・ベンヤミンの文章とズビグニエフ・ヘルベルトの詩のパロディ
犠牲者遺族のための詩作を経て
セウォル号事件当時、韓国の他の作家、詩人たちと同様、私も詩を書くことが本当につらくなった。もちろん他の乗客の犠牲にも胸が痛んだけれど、特に大勢の高校生が船に閉じ込められたまま海に沈んだことが衝撃で、大人として何もできなかったという罪悪感と羞恥心に苛まれた。その後一年間、精神科医のチョン・ヘシン(鄭恵信)さんとともに犠牲になった生徒たちの遺族にインタビューし、『天使は隣の家に住んでいる』(2015年)という本にまとめた。社会的惨事によって苦しむ人たちの話を広く一般に伝えたかったのだ。そして同じ頃、犠牲者の一人であるユ・イェウンさんの十七歳の誕生日に遺族を慰めるため、イェウンさんに成り代わって詩を書いてくれと頼まれた。
お母さんお父さん あの日以後も いっそうたくさん愛してくれてありがとう
お母さんお父さん つらい思いで愛してくれてありがとう
お母さんお父さん 私のために歩き 私のために断食し 私のために叫び 闘ってくれた
私はこの世でいちばん誠実で正直な親として生きようとする二人の娘、イェウンです
私はあの日以後も永遠に愛される子 私たちみんなのイェウン(「あの日以後」部分)
詩集『私は古い街のようにあなたを愛し』は詩人としての大きな転換点になった。「あの日以後」という作品が特にそうだ。私は現代哲学と美学を勉強したので、アウシュビッツなど歴史的、社会的な惨事の犠牲者を文学的に形象化する作業には非倫理的な側面があるという批判も知っている。遺族でもないのに、犠牲者の立場になって書くことにはためらいがあった。しかし遺族の慰めになるのならと思い、イェウンさんのことをできるだけ詳しく調べてこの詩を書いた。詩集が出た後、何人かの遺族に連絡をすると、「ずいぶん慰められました」と言ってくれたので、ほっとした。
遺族のインタビューを本にまとめたり詩を書いたりしながら、私はセウォル号事件や犠牲者のことをより具体的に感じるようになった。イェウンさんが、以前から名前も知っていて、よく顔を合わせていて、友達と歌っているのもよく見かけていた、近所の少女のように思えてきた。結果的には創作者としての原則を破ることで生の新しい局面に触れられ、前よりものびのびと書けるようになった気がする。それに、詩が人の役に立ったことで、無力感と自らを恥じる気持ちが楽になった。
チン・ウニョンによる「あの日以後」の朗読動画。「あの日以後」の英訳全文は動画公開元であるLTI Korea(韓国文学翻訳院)のWebサイトにて読むことができる
文学カウンセリングという実践
私は現在、ソウルの瑞草区に2010年に開校した韓国相談大学院大学で〈文学カウンセリング〉を教えている。大学名の〈相談〉はカウンセリングを意味する。この学校はカウンセラーを目指す人々のために開設された大学院だけの大学で、さまざまな年代の人が通っている。文学セラピーという言葉は以前からあり、日記や手紙などを書かせて心理療法に活用する試みがなされていたが、〈文学カウンセリング〉は韓国においても耳慣れない言葉だ。韓国相談大学院大学には〈哲学カウンセリング〉という授業もあり、この二つを総称して〈人文カウンセリング〉と呼んでいる。これはこの大学独自の用語であり試みだ。
文学カウンセリングを教えるようになって十年になる。詩を書くことは以前に比べてずっと少なくなったけれど、詩は常に私の側にいる。自分の好きな詩を学生に読んであげたり、詩を書かせてその作品から学生たちの生活を垣間見たりしている。詩は今、私が人の心を理解し人と意思疎通するための手段となっている。
学生たちは文学専攻ではないから、「先生の詩は難しい」とはっきり言われることがある。それは自分の詩について考え直す機会となった。誰でも共感しやすい、愛をテーマにした詩を書くことが増えたのもそのためだ。
文学、特に詩には強い力がある。音楽性や強力な比喩を通じて気持ちを表現できる。エッセイ、日記、手紙にもそうした力があるけれど、詩的な比喩は日常的で習慣化された言語では表現しきれない感情を表現するのに最も効果的だ。
ネルーダの詩に「私はトンネルのように孤独だった」(「女の肉体」)という一節があるのだが、文学カウンセリングの授業で、これに倣って一行で孤独を表現する詩を書くよう学生たちに指示してみた。ある学生は「私は道具のように孤独だ」と書いた。トンネルと道具ではずいぶん違う。日常的な言語で「私は孤独だ」と言うだけではどんなふうに孤独なのか伝わらないけれど、比喩を使うことによってその感情をいろいろと想像させることができる。そしてその詩についてディスカッションすれば、それぞれまったく違う理由で孤独を感じている人たちが歩み寄り、互いの気持ちを理解できるようになる。
カトリックの修道士でもあった英国詩人フランシス・トムソンは、「人は他人の苦痛の中で生まれ、自分の苦痛の中で死んでゆく」と言った。人にはいつもさまざまな喪失と苦痛があり、解決しようのない、ただ耐えるしかない苦痛もある。私が教えている学生の中には専業主婦や社会人もいて、彼らは自分や他の人を助けたいという動機でカウンセリングを学んでいる。しかし、世界の歴史においても個人の歴史においても革命などめったに起こるものではない。はっきりと目に見えるような劇的効果が現れることはあまりないのだ。だが多くの場合、苦しむ人が実際に必要としているのは苦痛を解決する魔法ではなく、その苦痛に耐えられるようにしてくれる、日常的な方法だ。学生たちは文学的な文章を書き、それについて話し合うプロセスを通じて悲しみや苦痛の扱い方を学んでいる。
ある中年の学生は家族を失ったことが悲しくていつも死にたい気分だったけれど、そんな気配を悟られないよう、常に気をつけていた。真面目で気を使う人ほど周囲を心配させないために悲しみを抑制するから心の中は荒廃していることが多い。ところがその気持ちを詩に書いて他の人たちと話し合うことで自分の悲しみが正当なものだと悟り、自分が理解されたと感じて気持ちが楽になったそうだ。カウンセラーの中には、愛する人を失って悲しいのは故人を相変わらず愛している証拠だからそれ以上悲しむなと言う人がいる。だが文学カウンセリングを学んでいると、親切そうに見えるそうした忠告が、故人に対する愛を奪う暴力に見えてくるようだ。
少し前には学生たちに谷川俊太郎の「あ」という詩を紹介し、この詩と同じように一音節の単語を選んで詩を書くよう指示した。授業中ほとんど発言しなかった中年の男の学生は「가(カ)」(「行け」という意味がある)というタイトルで、二十年前兵役で軍隊に入った時にお父さんが見送ってくれたこと、そのお父さんが最近世を去ったことを詩に書いて、読みながら目を赤くしていた。そうした個人的な悲しみを分かち合うことで、詩を通じて心の共同体が形成される。すると他の人たちに心を開くようになり、自分を苦しめている問題についても率直に話せるようになるのだ。
私自身はこうした学生たちに接するようになって、以前より人間を愛せるようになった。人間ほど同類に残酷なことをする動物はいないので人間に対する嫌悪がもともと少しあったのだが、苦痛を抱えて必死で生きている人々を間近に観察することで、人間は弱いけれど愛すべき存在だと感じ、自分と他人に優しくなれたように思う。
Photo by DDDanny on unsplash
【イベントのご案内】
トークイベント「詩人チン・ウニョンに聞く『セウォル号事件の悲しみは詩で癒せるか?』」
『WORKSIGHT[ワークサイト]21号 詩のことば Words of Poetry』の関連イベントとして、韓国現代詩シーンの第一人者チン・ウニョンさんをゲストに迎えるトークイベントを1月18日(木)に開催いたします。
本イベントでは、多くの韓国語書籍の翻訳を手がける翻訳家の吉川凪さんとWORKSIGHTシニア・エディターの宮田文久をモデレーターに、韓国のチン・ウニョンさんにオンラインでお話を伺います。
前半では『WORKSIGHT 21号』に掲載したチン・ウニョンさんのインタビュー記事を紐解きながら、詩と社会の関係性や「文学カウンセリング」についてお話を聞き、後半では参加者のみなさんとのQ&Aセッションを実施する予定です。韓国のベストセラー詩人にお話を伺える特別な機会。奮ってのご参加をお待ちしています。
【イベント概要】
■日時:
2024年1月18日(木)19:00〜20:30
■会場:
オンラインのみ
■出演:
チン・ウニョン(詩人)
吉川凪(翻訳家)
宮田文久(編集者/WORKSIGHTシニア・エディター)
■チケット(税込価格):
①オンライン参加チケット:1,650円
②オンライン参加+書籍付チケット:3,830円
Photo by Hiroyuki Takenouchi
『WORKSIGHT[ワークサイト]21号 詩のことば Words of Poetry』は、全国書店および各ECサイトで販売中です。書籍の詳細はこちらをご覧ください。
【目次】
◉巻頭言
詩を失った世界に希望はやってこない
文=山下正太郎(WORKSIGHT編集長)
◉花も星も、沈みゆく船も、人ひとりの苦痛も
韓国詩壇の第一人者、チン・ウニョンが語る「詩の力」
◉ソウル、詩の生態系の現場より
ユ・ヒギョンによる韓国現代詩ガイド
◉そこがことばの国だから
韓国カルチャーはなぜ詩が好きなのか
語り手=原田里美
◉ベンガルに降る雨、土地の歌
佐々木美佳 詩聖タゴールをめぐるスケッチ
◉「言葉」という言葉も
大崎清夏 詩と随筆
◉ふたつの生活詩
石垣りんと吉岡実のことば
文=畑中章宏
◉紙の詩学
建築家・詩人、浅野言朗から見た詩集
◉詩人は翻訳する・編集する・読解する
ことばと世界を探究する77冊
◉しっくりくることばを探して
古田徹也との対話・ウィトゲンシュタインと詩の理解