スポーツという”仕組み”を再考する——車いすラグビー、過渡期の現場のトライから
人と人のあいだに息づく営み。スポーツを社会的な行為として改めて捉えれば、そこにある多くの問いは、スポーツファンでなくとも広くわたしたちを触発する。パリ2024パラリンピック競技大会で日本代表チームが優勝、春から放送のテレビドラマも話題と、人気を博しつつある車いすラグビーに今回は注目。現場での試みも、競技をめぐる環境やレギュレーションも、スポーツを縁どる輪郭を新たに浮かび上がらせる。
2025年12月に開催された日本選手権で、選手に声援を送る観客
パリ2024パラリンピック競技大会で日本代表チームが初の金メダルを獲得した記憶も新しい現在、車いすラグビーがじわじわと人気を獲得しつつある。TBSテレビ・日曜劇場では、車いすラグビーを題材にし、堤真一が主演を務めるドラマ「GIFT」が2026年4月から放送開始される旨が発表された(監修・協力:一般社団法人日本車いすラグビー連盟)。競技の存在感が、一競技の枠を越えて広がり始めている、といえるかもしれない。
注目が集まれば集まるほど、競技者たちの日常も、バックヤードの運営のされ方も変化を遂げていく。日本の車いすラグビー界は、その変容の真っ只中にあるといっていい。コートの外側と内側が直結するありようには、スポーツという営みをめぐる困難と可能性が秘められているだけではない。車いすラグビー連盟事務局長の三阪梢氏、企画広報委員会委員長の青田竜之介氏へのインタビューから見えてくるのは、例えばWORKSIGHTが以前にいぶりがっこの現在について論じたような、創造的かつ社会的な行為と、それらを成立させるためのシステムやルールメイキングをめぐる、普遍的な問いなのだ。
photographs by Toshiya Kondo
Interview by Alex Suo and Fumihisa Miyata
text by Alex Suo
推し活の熱、選手名鑑カードの配慮
──WORKSIGHT編集部ではこれまでも、近年変化しつつあるスケートボードの環境や、“オルタナティブスポーツ”としてのコーフボールなど、スポーツを相対化しながら考える記事を断続的に制作・配信してきました。今回もそうした立場から、車いすラグビーについてお話をうかがえればと思っております。まずはおふたりそれぞれの立場と、車いすラグビーとの関わりから簡単に教えてください。
三阪 連盟では事務局長を務めながら、アンチ・ドーピング部会長などの役職にも就いています。もともとは理学療法士で、2008年の北京パラリンピック前後に、埼玉にあったクラブチームに自分から連絡をして関わり始め、2009年からは日本代表チームのトレーナーとして活動していました。整形外科のクリニックで働きながら、土日は強化合宿や遠征に帯同する生活でした。 ロンドン、リオ、東京、パリと、途中で結婚や出産を挟みながらチームを見てきましたが、現在は現場を離れ、事務局として競技全体を支える立場にいます。
振り返ってみれば当初は、どのようなかたちで活動に参加するにしても、謝金はもちろん交通費の支給もなく、当時の感覚としては当たり前ながらもすべてが手弁当の世界でした。2010年代に入る頃から少しずつ補助をもらえるようにはなりつつも、基本的にもち出しであることは変わらず、普段働いている職場の理解があったからこそ遠征にも帯同できていました。2013年に東京2020の開催が決定し、かつて1997年に設立された日本車いすラグビー連盟も2015年に一般社団法人化されて、やっと事務局員たちがきちんと雇用される状況が整っていったんです。選手の状況については後でお話ししますが、いずれにしてもこうした流れの先に、パリ2024での日本代表チームの優勝がありました。
青田 企画広報委員会委員長と、事務局企画統括責任者を務めています。もともとはデザイナーが本職で、いまでも大会ポスターや映像など制作物は、できる限り内製しています。車いすラグビーに関わり始めたのは2018年で、東京2020に向けて連盟が外部人材を公募したタイミングでした。比較的後から入った立場だからこそ、外から見える課題や、伝え方の可能性を常に意識しています。
一般社団法人車いすラグビー連盟事務局長の三阪梢氏(上)と、企画広報委員会委員長・青田竜之介氏
──2025年12月には、連盟にとってビッグイベントである日本選手権が千葉ポートアリーナで開催されましたね。連盟としては、どんな大会でしたか。
三阪 まず、わたしたちは子どもたちに見てもらうというのをとても大事にしています。障がいがあるお子さんもそうでないお子さんも、とにかく子どもたちにパラスポーツを知ってもらいたい。開催地で後援でもある千葉市さんとは、過去大会も含めて長年のお付き合いがあったので、今回は市内の小中学校や特別支援学校に声をかけさせていただきました。結果として計22校、2,000人弱の生徒さんがご来場くださいまして、これは日本選手権では過去最多の数字になりました。
青田 雨の影響はありましたが一般来場者が3日間で約1,800人、先ほどの生徒さんたちを含めると4,000人弱です。一般の観客の方々は、東京2020をきっかけに競技を知り、そこから継続的に足を運んでくださるファンが多い印象ですね。
三阪 東京2020をきっかけに、運営のやり方は大きく変わりました。一昔前は観客といえば選手の家族の方々がほとんどだったのですが、いまは推し活の波が、車いすラグビーの世界にも届いています。ピンポイントでこの選手が好きだという人もいれば、チーム推しの人もいますし、車いすラグビーという競技全体を”箱推し”してくださる人も、いろんなファン層の方々がいらっしゃるんです。これは本当に嬉しいことなんです。
そして、少しずつ規模が大きくなってきたからこそ、正直わたしたち内部の人間だけのマンパワーではもう回らない。警備や観客誘導、ボランティアの統括など、外部へも委託するようになってきました。観客の方々が安全に観戦でき、選手が安心して競技に集中できる環境を両立させる。そのためには動線を分ける必要があるし、人手も欠かせません。推される競技になったからこそ、求められる配慮が増えているとは感じます。
──ファンも含めて従来は限られた規模だったからこそ、異なるスケールに踏み出していく上での課題が見えてきている、ということですね。新たなチャレンジという点では、今大会で初めて選手名鑑カードを発売し、会場では完売したそうですね。
三阪 カードの制作にあたって特に大事にしたのは、”無理やりつくらない”ということでした。協力したいと言ってくれた選手だけに参加してもらい、カードに掲載する情報もすべての項目が必須というわけではなく、選手が選択できるようにしています。生まれ年だけの人もいれば、月日だけの人もいる。写真だけならOKという人もいます。結果として72人が参加し、30人ほどは参加しない選択をしたかたちです。カードに含まれていない有名な選手もいましたので、カード一覧を掲示しました。狙っても出ないのに引き続けてしまうのは、ファンにとっても誠実ではないと思ったからです。
青田 目的は、できる限り一人ひとりの選手を知ってもらうことです。競技人口が全国で100人ほどと限られているからこそ、日本代表だけでなく、各地のクラブで活動している選手にも目を向けてほしい。推しを見つけてもらう、その入り口として位置づけています。
(写真上)熱気に包まれた日本選手権。(写真下)車いすラグビー選手名鑑カードは各選手が自身のカード制作を了承した上で、「座右の銘」「趣味・好きなもの」「チャームポイント」「プレー中のアピールポイント」「メッセージ」などさまざまな項目に任意で回答している(撮影:Alex Suo)
クラブチームの運営、アスリート雇用
──2025年度に連盟登録しているクラブチームは全11チーム、約100名の選手が全国で活動しているとのことですが、クラブチームの運営は実際どのようになされているのでしょうか。
三阪 北海道から沖縄まで各地にあるクラブチームを、それこそ保険なども含めて連盟が直接統括しつつ、普段の活動はチームそれぞれに委ねているというかたちです。クラブチームの多くは自己資金によって運営されていて、いわば”草野球”的なものをイメージしていただければよいのですが、とはいえチームごとの状況は本当にさまざまです。日本代表強化指定選手が所属している場合もあれば、車いすラグビー以外の仕事や生活を優先しながら競技を楽しむ選手が中心になっているチームもあります。同じ競技、同じリーグに出ていても、置かれている前提条件はまったく違います。
青田 クラブ単位でスポンサーが付いているところもありますが、それも地域の工務店さんだったり、一部の所属選手を雇用している企業が支援してくださったりと、規模や関係性は本当にまちまちです。自治体と密に連携して、イベント出演などを通じて活動費を捻出しているチームもありますし、完全に自前で遠征費や参加費を工面しているチームもある。連盟所属のクラブチームとして同じ競技をしているけれど、クラブごとの事情はかなり違うというのが実情です。
三阪 加えて、東京2020をきっかけにした、アスリート雇用という制度の広がりがあります。先ほど、かつて事務局員が雇用されるようになった流れについてお話ししましたが、近年はアスリート雇用される選手たちが増えてきています。これはとても大事な制度なんです。競技に専念できる環境があるからこそ、パフォーマンスも上がるし、競技全体のレベルも確実に引き上げられてきた。2025年度の強化指定選手は23人いて、その多くがアスリート雇用です。さらには近年、強化指定外の選手でもアスリート雇用されるケースが増えてきています。
青田 企業側にとっても社会的意義のある取り組みとして、アスリート雇用に関する理解が進んできたのは事実です。パラスポーツを支える仕組みとして、アスリート雇用が競技を押し上げてきた側面は間違いなくありますし、ここまで競技環境が整ってきた背景には、この制度の存在が大きいと思います。
──アスリート雇用にはさまざまなケースがあるようですが、特にパラアスリート雇用に関しては、障害者雇用促進法43条第1項に定められた「法定雇用率」以上にする義務とも関連があるようですね。民間企業の法定雇用率は2.5%とされており、パラアスリート雇用によってこの法定雇用率の条件を満たすという側面はあるのではないかと想像します。今後、考えていくべき課題などはありますか。
三阪 重ねてお伝えしますが、アスリート雇用という制度は本当に重要なものです。その上で、いつまでもアスリートでいられるわけではない選手たちのセカンドキャリアをどう考えるのかという課題はあります。車いすラグビーのアスリートは他のスポーツに比べて選手生命が長いほうだとはいえ、いつかは競技を離れるときが来る。そのとき、引退したアスリートが社会とどうつながるのかという問いが残っているわけですね。
アスリート雇用の場合、出勤せずに競技に専念できるケースが多い。それ自体は本当にありがたいことですし、制度が悪いということではありません。ただ、社会人としての実務の経験を積まないまま年齢を重ね、スポーツ選手としての能力以外のことをほとんど身につけることがないままに引退した場合、本人は大丈夫なのか。あるいは現役の選手であっても、強化指定されているあいだはさまざまな企業を渡り歩くことができますが、将来的に強化指定を外れてアスリート雇用が打ち切られた場合、生活をどうするのかという問題もあります。
青田 選手生命が長い競技で、まだ実際にセカンドキャリアに差し掛かっている世代が少ないので、問題が表に出てきていない部分も大きいと思います。ただ、やがて必ず向き合うことになるテーマですし、いまのうちから車いすラグビーのステイクホルダー全体で考えておく必要があるという認識は、連盟のなかでも共有されています。
三阪 現在でも、さまざまな試みをしてくださっている企業があります。例えば、選手が競技を続けながら少しずつ出勤日を増やして、将来はそのまま社員として働く前提で雇用してくださっているケースですね。競技と生活の両立という意味でも、本当に理想的だと感じます。いずれにしても、まだ答えが出ていない段階だと思っています。
青田 制度ができて、広がってきたからこそ、次の段階として「その先」をどう設計するかが問われている。選手だけでなく、企業側も含めて、まだ模索の途中にある。その過程に、いま競技全体が差し掛かっている感覚です。
三阪 繰り返すように、アスリート雇用は、車いすラグビー選手の競技生活を支えてくれている大切な制度です。ただ、競技を続けることと、人生を続けることは別です。その両方が成り立つように、これから考えていく必要がある。 いまは、制度が成熟していく途中段階にあります。だからこそ、急いで結論を出すのではなくきちんと議論を重ねながら、持続的なかたちを模索していきたいと思っています。
(写真上)選手も観客も、老若男女が集うのが車いすラグビーの風景だ。(写真下)試合会場の売店では、カプセルトイも人気
「クラス分け」の意義
──WORKSIGHT編集部はスポーツの奥深さに魅了されつつも、幾多のレギュレーションを定めつつ優劣や強さを競い合う近代スポーツのありようが、ある種の困難を迎えつつもあるのではないかとも考えています。その意味で今回、車いすラグビー選手の「クラス分け」についてうかがいたいと思います。「筋力低下」「四肢欠損・切断」「筋緊張亢進」「他動関節可動域制限」といった選手一人ひとりの障がいの程度を、各種テストなどを通じて、重い順から0.5点〜3.5点のあいだで0.5点刻みで7段階に分けるとのことですが──。
三阪 コートに出る4人の合計点が、8点以内に収まらなければなりません。車いすラグビーは男女混合競技でして、コート上に女性選手が加わる場合は、持ち点の合計に2.0~3.5点の女性選手ひとりにつき1.0点、0.5~1.5点の女性選手ひとりにつき0.5点が追加されます。この制約があることで、チームとしての戦術は大きく左右されます。 だからこその面白さがあり、一方では、例えばチーム内の選手たちそれぞれの持ち点によっては、一部の持ち点の選手だけラインナップが組めないということもあります。そうなるといくら高いパフォーマンスの選手だとしても、そのチームでは出場する機会が減ったり出場できなかったりすることもあります。また、同じ持ち点の選手が多く所属している場合、出場機会が減ったりチーム内で激戦になったりすることもある。
本人の努力や能力とは別の理由で、コートに立てない現実が生まれ、チームを移籍したり、場合によっては新しいチームをつくったりという選択肢も生まれます。他にも、先ほど触れたようにチームごとの競技に対する意識や目的・目標はさまざまで、楽しくプレーすることが優先のチームもあれば日本選手権での優勝を目指すチームもありますから、そうしたことも選手のチーム選びには関係してくる。もともとクラブチームは各地方の競技者たちがつくることが多かったのですが、現在では事情が変わってきています。いずれにしても、クラス分けという競技の構造そのものから自然に生まれるダイナミズムが、車いすラグビーには存在するといえると思います。
──そもそも、なぜこのような点数によるクラス分けが必要なのでしょうか。
三阪 車いすラグビーは連盟のホームページでも説明している通り、「車いすバスケットボールに代わる競技を探していた四肢麻痺者等(頸髄損傷や四肢の切断、脳性麻痺等で四肢に障がいのある者)の選手たちによって、1977年にカナダで考案され」たスポーツです。つまりもともとは、車いすバスケができない重度障がいの人たちのために生まれた競技なんですね。
重度障がいの選手は、身体がダメージを受けやすい。クラス分けをしないままプレーすると、怪我につながる可能性が高いんです。点数制度は「強さ」を競うためだけのものではなく選手を守るためのルールでもあります。健常者と一緒にプレーができないというのも、単なる排除ではないんです。さまざまな障がいの人が公平にコートに立てるように設計されているのが「クラス分け」なんです。
──なるほど。単にスポーツとして成立させるための制度ではないのですね。
三阪 もちろん障がいを点数化する制度だからこそ抱える難しさとも、これまで向き合ってきています。例えば、日本独自の「オーバークラスに関する特例」として、「Jクラス」というものがあります。本来は3.5点の選手までしか競技できないのですが、動きはほとんど変わらないのに、ほんのわずかに点数がオーバーしてしまう選手もいる。それだけで競技から離れてしまうのは残念だということで、「3.5J」という、3.5点と同じ扱いでプレーできるようになっています。トップを目指すというより、レクリエーションとして長く続けたい人に競技に残ってもらい、車いすラグビーの裾野を広げるためのルールです。
「45歳以上の選手に関する特例」、いわゆる「オーバーエイジ」も日本ならではのルールです。「45歳以上の選手がコート上に入る際には、選手のクラス分けポイントの合計を1選手毎に0.5点追加することができる」ようになっています。つまり、45歳以上の選手は0.5点下げてプレーできる、というわけですね。ただし、強化指定選手は除きます。このように、点数制度は固定されたものではなく、競技を守るために調整され続けています。
──とても興味深いです。ただ、この奥深さは、こうしてじっくりお話をうかがったからこそ理解できた部分でもあります。
青田 おっしゃる通りで、一見すると「点数で縛られている」「難しそう」だと思われてしまいかねません。だからこそ、まずはキャッチーな入り口を用意することが大事だと考えています。まずは観に来てもらって、実際に車いすラグビーのスピードや、車いす同士がぶつかる迫力を体感してもらうことが、競技への何よりの入り口になります。その際には「車いすラグビーはじめてガイド」という、競技の表面の部分だけを端的にお伝えするような導線を引いています。そこからのめり込んでくださった人には、点数やクラス分け、戦術の奥深さを少しずつ理解していっていただけるようにする。すべてを一度に理解してもらおうとはしていませんし、段階を設計することが大事だと考えているんです。
日本車いすラグビー連盟としても、1997年の設立以降、20年近く経ってようやく組織基盤が整えられ、そこから10年ほど経ったという段階です。パリ2024で金メダルをとって、やっとフェーズ1が終わったところなのかな、と個人的には理解しています。解決しなければならない問題はいろいろとあり、同時に選手も事務局も徐々に世代交代していくなかで、どのようにフェーズ2へ進んでいくのか、日々考えているところですね。
三阪 そうですね。2026年はこれから、初めて車いすラグビーに触れたという人がさらに会場に足を運んでくださる機会が増えると思います。そのときにしっかり楽しんでいただけるように、わたしたちもそれこそ予算配分も含めて、さまざまな準備を進めていきたいと考えているところです。
【WORKSIGHT SURVEY #42】
Q:車いすラグビーを実際に観戦してみたいと思いましたか?
インタビューでは、車いすラグビーについて「まずはキャッチーな入り口を用意することが大事」と語られているように、観戦に至るまでの導線をどうつくるかが、競技運営の重要なテーマとして示されています。あなたはこの記事を読んで、車いすラグビーを観てみたいと思いましたか? 「はい」と答えた方は、どの点に魅力を感じたのか、「いいえ」と答えた方は、今後どのような工夫があれば観戦してみたいと思えるか、ぜひ自由にお聞かせください。
【WORKSIGHT SURVEY #40】アンケート結果
成熟には時間がかかる:中国最大のAI企業「SenseTime」が見通すAIビジネスの近未来【独占インタビュー】(2月3日配信)
Q:現在のAIブームはバブルだと思う?
【いいえ】バブルという用語を空疎と捉えるならば、現況は違うと思う。プレイヤーが多くまた実効性(効用)も玉石混淆で、カオスな状態に思えるが、これもいわば陣痛、産みの苦しみだろうと見ている。多彩なプレイヤーがいることは大切だし、技術が進展すれば自ずと効用も高まる。懸念すべきは、例えば制御できないAIが誕生するような悪しき方向に進むこと。そうならないためにも、多数のプレイヤーが切磋琢磨しつづけてほしい。それが「バブル」に見えようとも。
【いいえ】これからAIがオーケストレーションして集合知となった時にただの個人(執事)から企業(サービス)やシステムに成り代わっていくのだと思う。
ただ、音楽をランダム再生しているはずが、何度もランダム再生させているといつの間にかランダムにパターンや偏りが発生しているように、AIがオーケストレーションした時に全体としてのランダム性が平均化して失われていくのではないか。どうやってランダムで不確定なものを確保していくのか気になる。
*申込締切を2月28日(土)まで延長!
【第5期 外部編集員募集のお知らせ】
WORKSIGHTでは2026年度の外部編集員を募集しています。当メディアのビジョンである「自律協働社会」を考える上で、重要な指針となりうるテーマやキーワードについて、ニュースレターなどさまざまなコンテンツを通じて一緒に探求していきませんか。ご応募お待ちしております。
募集人数:若干名
活動内容:企画立案、取材、記事執筆、オンライン編集会議(毎週月曜夜)への参加など
活動期間
第5期 外部編集員:2026年4月〜2027年3月(予定)
年間を通じて継続的に活動に参加していただける方を募集します。単発・スポットでの参加は募集対象外となります。
募集締切:2026年2月28日(土)18:00まで
応募方法:下記よりご応募ください。
来週2月17日は、「ランチ」の社会的役割の変遷にフォーカス。わたしたちは、これまで昼食という時間に何を求めてきたのか。20世紀初頭からパンデミック以降まで、時代ごとの働き方や社会のかたちと密接に結びついてきたランチについて、歴史地理学者・湯澤規子氏へのインタビューを通じて考えます。お楽しみに。










