「戦争の記憶」の「継承」が謳われるとき、それぞれ「自分事化」することが重要だとされる。しかし1990年代、絶賛されたホロコーストサバイバーの自叙伝が、実は自分のものではないホロコーストの記憶を自らのものとして表現していたことが判明、“大炎上”を引き起こした事件があった。そして戦後78年を迎えた2023年。「戦争の記憶」から遠ざかりつつあるわたしたちは、この事件の延長線上に生きているのかもしれない。
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ヴィルコミルスキー事件は終わらない:「戦争の記憶」をめぐる、ひとつの難題
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「戦争の記憶」の「継承」が謳われるとき、それぞれ「自分事化」することが重要だとされる。しかし1990年代、絶賛されたホロコーストサバイバーの自叙伝が、実は自分のものではないホロコーストの記憶を自らのものとして表現していたことが判明、“大炎上”を引き起こした事件があった。そして戦後78年を迎えた2023年。「戦争の記憶」から遠ざかりつつあるわたしたちは、この事件の延長線上に生きているのかもしれない。