沖縄をはじめとする南西諸島では、干支の観念とそれに基づく年齢の数え方が今日でも生活のなかに溶け込んでいる。西暦の直進的な時間とは違い、12年で巡る円環の時間は、個人化と多様化が進む社会のなかで普遍的に人びとを結びつける契機になりうるかもしれない。十二支に根ざした「年齢縁」の可能性を、民俗学に軸足を置く編集部員がフィールドワークとともに探索する。
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繰り返す時間の年齢縁:沖縄に息づく干支の祝いから
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沖縄をはじめとする南西諸島では、干支の観念とそれに基づく年齢の数え方が今日でも生活のなかに溶け込んでいる。西暦の直進的な時間とは違い、12年で巡る円環の時間は、個人化と多様化が進む社会のなかで普遍的に人びとを結びつける契機になりうるかもしれない。十二支に根ざした「年齢縁」の可能性を、民俗学に軸足を置く編集部員がフィールドワークとともに探索する。