WORKSIGHTコンテンツ・ディレクター若林恵による年頭コラム。積年のテーマである「発注」を考えることで見えてきた、仕事というものをめぐる根源的な問題とは?
社内で語られたどの訓話や挨拶分よりも、新年の仕事始めにふさわしい記事で、初めての感想を送らざるを得ない心情になりました。ありがとうございました。
個人的に、日本の(特に地方の市役所などの)公共建築に隈研吾氏が採用され、増殖し続けるのも同じ理屈のような気がします。建築という非常に重要な器に対して、商品ロゴを欲しがっている発注者の素人考えが透けて見えます。これをずっと由々しき事態と考えていました。(隈さんが問題なのではないです。)
そしてGLAYが全盛期にCMソングを依頼された際に、「まだイントロのラフしか出来上がっていないから聴かせられる段階にない」と発注者側に話したら、「それでもいい。CMにGLAYのクレジットが入ればいい」と言われて、GLAYを解散することも検討したという話も思い出しました。
仕事を消費として考えたくないものです。
社内で語られたどの訓話や挨拶分よりも、新年の仕事始めにふさわしい記事で、初めての感想を送らざるを得ない心情になりました。ありがとうございました。
個人的に、日本の(特に地方の市役所などの)公共建築に隈研吾氏が採用され、増殖し続けるのも同じ理屈のような気がします。建築という非常に重要な器に対して、商品ロゴを欲しがっている発注者の素人考えが透けて見えます。これをずっと由々しき事態と考えていました。(隈さんが問題なのではないです。)
そしてGLAYが全盛期にCMソングを依頼された際に、「まだイントロのラフしか出来上がっていないから聴かせられる段階にない」と発注者側に話したら、「それでもいい。CMにGLAYのクレジットが入ればいい」と言われて、GLAYを解散することも検討したという話も思い出しました。
仕事を消費として考えたくないものです。