日本人にとって「会社」とは何か? 経営民俗学(?)なる新たな領域を探索するイベントシリーズ「会社の社会史」始まります!【特別ニュースレター】
誠品生活日本橋とのコラボレーションでお届けするWORKSIGHTイベントシリーズ「会社の社会史」の第1回を11/15(火)に開催いたします。また11/25(金)には京都・誠光社にて『WORKSIGHT 17号 植物倫理 Plants/Ethics』の刊行記念イベント第2弾の開催が決定しました。ただいま両イベントのお申し込みを受付中です。
全7回のイベントシリーズ「会社の社会史-どこから来て、どこへ行くのか-」が今月よりスタートします。わかったようでわからない、会社と日本人をめぐる関係性を民俗学者の畑中章宏さんとともに考える、WORKSIGHTの新たな試みです。
渋沢栄一、福沢諭吉、スマイルズ『自助論』から、マックス・ウェーバー、ドラッカーまで、古今東西の書物をホッピングしながら、日本人にとっての「会社」の姿を浮き彫りにすることを試みる、行く先の見えない新たな思考の冒険。第1回は「社」ということばの語源を掘り下げながら、開国とともに西洋からもたらされた「会社」という未知なるものを、日本人がどう理解し、どう我が物にしようと格闘したのかを考えます。
また、プリント版『WORKSIGHT 17号 植物倫理 Plants/Ethics』の刊行記念イベント第2弾として、京都・河原町丸太町の書店、誠光社でトークセッションを開催いたします。本誌編集長の山下正太郎と黒鳥社の若林恵が、今回の特集「植物倫理」に込めた意図から、取材裏話までをお話しします。
本日の特別ニュースレターでは、今月開催予定の上記2つのイベントをご案内いたします。みなさま奮ってのご参加をお待ちしております。
日本の絹織物工場の内部を描いた絵図、1870年頃。一曜斎国輝の彩色木版画より。(Photo by Bettmann Archive/Getty Images)
WORKSIGHTイベントシリーズ「会社の社会史 -どこから来て、どこへ行くのか-」
第1回 はじまりの「会社」- 未知なるものとしての「会社」-
11月15日(火)19:00〜20:30
日本人にとって「会社」とはいったい何なのか。明治期に西洋よりもたらされたその概念を、日本人はどのように社会のなかに位置づけ、どのように我がものとしてきたのか(あるいはいかにして「我がもの」にできずにきたのか)。開国以来150年、日本人はいかに「会社」というものと格闘してきたのか。会社のあり方そのものが問われている現在、改めて日本人と会社をめぐる、わかったようでわからない関係性を考え直す、〈経営民俗学〉という新たな試み。
誠品生活日本橋とのコラボレーションでお届けする新イベントシリーズ「会社の社会史 -どこから来て、どこへ行くのか-」。民俗学者の畑中章宏さん、WORKSIGHTから編集長・山下正太郎(コクヨ・ヨコク研究所所長)、若林恵(黒鳥社)の3名をパネラーとして、全7回のシリーズでお届けします。
第1回のテーマは、『はじまりの「会社」 -未知なるものとしての「会社」-』
〈会社〉という言葉の成り立ち、〈会社〉と〈世間〉、公と私、家(イエ)との関係など、わたしたちの生活そして、日本人の社会において〈会社〉とはいったいどんな存在であったのか。江戸末期から明治初期に遡り、出演の3名が持ち寄る参考書籍を踏まえながら明らかにしていきます。
【イベント概要】
■日時
2022年11月15日(火)19:00 - 20:30(終了時間は目安です)
■開催形式
会場とオンラインの同時開催
会場|誠品生活日本橋内 イベントスペース「FORUM」(COREDO室町テラス2F)
オンライン|Zoomウェビナー
■参加費
会場観覧|1,500円(税込)
オンライン|1,000円(税込)
■出演
畑中章宏(民俗学者)、山下正太郎(WORKSIGHT編集長)、若林恵(黒鳥社)
■定員
会場観覧|30名
■主催
誠品生活日本橋+WORKSIGHT
畑中章宏|Akihiro Hatanaka
1962年、大阪府生まれ。民俗学者。民間信仰・災害伝承から最新流行の風俗まで幅広い対象に取り組む。著書に『災害と妖怪』『忘れられた日本憲法』(ともに亜紀書房)、『天災と日本人』『廃仏毀釈』(ともにちくま新書)、『21世紀の民俗学』(KADOKAWA)、『死者の民主主義』(トランスビュー)、『五輪と万博』『医療民俗学序説』(ともに春秋社)ほか多数。
山下正太郎|Shotaro Yamashita
本誌編集長/コクヨ ヨコク研究所・ワークスタイル研究所 所長。2011年『WORKSIGHT』創刊。同年、未来の働き方を考える研究機関「WORKSIGHT LAB.」(現ワークスタイル研究所)を立ち上げる。2019年より、京都工芸繊維大学 特任准教授を兼任。2022年、未来社会のオルタナティブを研究/実践するリサーチ&デザインラボ「ヨコク研究所」を設立。
若林恵|Kei Wakabayashi
黒鳥社コンテンツディレクター。平凡社『月刊太陽』編集部を経て 2000年にフリー編集者として独立。2012年に『WIRED』日本版編集長就任、2017年退任。2018年、黒鳥社設立。著書『さよなら未来』(岩波書店・2018年4月刊行)、責任編集『次世代ガバメント 小さくて大きい政府のつくり方』、『週刊だえん問答』など。2021年にはリサーチユニット・コクヨ野外学習センターとして『働くことの人類学』を黒鳥社より刊行。
■お申し込み(会場観覧とオンラインはページが異なります。ご注意ください。)
植物との関係を手がかりに考える「ベジタル(植物的)な未来」
11月25日(金)19:00〜
今年の10月に刊行した書籍『WORKSIGHT[ワークサイト]17号 植物倫理 Plants/Ethics』(発行:コクヨ/発売:学芸出版社)の刊行記念イベント第2弾として、京都・河原町丸太町の書店、誠光社でトークセッションを開催いたします。
孤立や分断が進み、出口が見えない争いを続ける現代。 最も身近でありながら最も遠い「生き物」との関係を考えるため、植物・庭と人間との関係を手がかりに「ベジタル(植物的)な未来」を考察した今回の特集。
イベントには、本書の編集長をつとめる山下正太郎(ヨコク研究所所長)、編集担当の若林恵(黒鳥社)が登壇し、特集に「植物倫理」を選んだ理由から、現代美術家・岡﨑乾二郎さんや飛騨の木工作家・牧野泰之さんの取材裏話、WORKSIGHTリニューアルにこめた意図、編集体制、企画のあり方までをお話しします。
関西圏にお住まいの方のご参加をお待ちしています!
【イベント概要】
■日時
2022年11月25日(金)19:00〜
■開催形式
会場とオンラインの同時開催
会場|誠光社(京都市上京区中町通丸太町俵屋町437)
オンライン|チケットをご購入の方に別途ご案内いたします。
■参加費
会場観覧|1,500円+1ドリンクオーダー
オンライン|1,500円(税込)
■出演
山下正太郎(WORKSIGHT編集長)、若林恵(黒鳥社)
■定員
会場観覧|25名
■主催
誠光社+WORKSIGHT
■お申し込み(会場観覧とオンラインはページが異なります。ご注意ください。)